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宅建講座「過去問に学ぶ民法」 バックナンバー
第20回 「総合問題(民法総合)」
平成17年(2005年)度宅建試験問5(問題文表示

9.再び選択肢3を見る


選択肢3 抵当権者は,抵当権を設定している建物が火災により焼失した場合,当該建物に火災保険が付されていれば,火災保険金に物上代位することができる.

■372条,304条,判例をもとに本肢を考える
 それでは,372条,304条,判例(大判明40.3.12)を参考にもう一度本肢を検討してみましょう.

 372条により304条が準用され,抵当権者は,その目的物の売却,賃貸,滅失などによって抵当権設定者が受けるべき金銭などに物上代位することができました.そして,火災保険金請求権も物上代位の対象となるとするのが判例(大判明40.3.12)でした.ただし,304条1項但書にある通り,先取特権者は払い渡されまたは引き渡される前に差し押さえなければなりませんでした.しかし,本問では,この304条1項但書はクリアされ,物上代位は成立していました.
 従って,「抵当権者は,抵当権を設定している建物が火災により焼失した場合,当該建物に火災保険が付されていれば,火災保険金に物上代位することができる」とする本肢は正しい=○肢ということになります.本問は誤り=×肢を答える問題でした.本肢は正解肢ではありません

 続く

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民法条文の読み方 問題文表示
1. テーマ「総合問題(民法総合)」
2. 問題文(H17宅建問5)
3. 問題文からわかること

4. 選択肢1を見る
  4-A. 民法325条
【不動産の先取特権】
  4-B. 民法304条【物上代位】
  4-C. 最判平元.10.27
5. 再び選択肢1を見る
6. 選択肢2を見る
  6-A. 民法372条
【留置権等の規定の準用】
7. 再び選択肢2を見る
8. 選択肢3を見る
  8-A. 大判明40.3.12
9. 再び選択肢3を見る
10. 選択肢4を見る
  10-A. 民法295条
【留置権の内容】
11. 再び選択肢4を見る

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