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宅建講座「過去問に学ぶ民法」 バックナンバー
第1回 テーマ「意思表示(民法総則1)」 平成16年(2004年)度宅建試験問1(問題文表示

6.選択肢3を見る


 それでは選択肢3に入ります.

選択肢3. Aが,Cの詐欺によってBとの間で売買契約を締結した場合,Cの詐欺をBが知っているか否かにかかわらず,Aは売買契約を取り消すことはできない.

 冒頭,「Aが,Cの詐欺によって云々」とありますね.従って,この選択肢は「詐欺」に関するものとわかります.ついでに,次に選択肢4は,「Aが,Cの強迫によって云々」とありますから,この選択肢は「強迫」に関するものです.

 ここで,皆さん,何か一つ抜けているように感じませんか?

 「意思表示」の問題は,
■「意思の不存在」と
■「瑕疵ある意思表示」の二つに分けられ,

 前者,「意思の不存在」グループには「心裡留保・虚偽表示・錯誤」の三つが属し,後者,「瑕疵ある意思表示」には,「詐欺・強迫」の二つが属します.

 すなわち,本問選択肢では,意思の不存在の「錯誤」に関する記述が落ちているわけです.せっかくの機会ですから,簡単に補足しておきましょう.錯誤に関しては,民法95条に規定があります.

 続く

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1. テーマ「意思表示(民法総則1)」
2. 問題文(H16宅建問1)
3. 問題文から、ここまでわかる

4. 選択肢1 を見る
 4-A. 民法93条【心裡留保
 4-B. 再び選択肢1を見る
5. 選択肢2 を見る
 5-A. 民法94条【虚偽表示】
 5-B. 再び選択肢2を見る
  5-C. 民法93条と94条の違い
6. 選択肢3 を見る
 6-A. 民法95条【錯誤】
  6-B. 民法93条-96条
7. 再び選択肢3と選択肢4を見る
 7-A. 民法96条【詐欺又は強迫】
 7-B. 更に選択肢3、4を見る

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