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| 第19回 |
平成15年(2003年)度行政書士試験問題30( 問題文表示) |
1.テーマ 「相続<相続の効力>(家族法2)」
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皆さん,こんにちは.第19回講義を始めます.
家族法の2回目ですね.今回は前回取り上げた「親族」とならび,家族法のもう一つの核となる「相続」をテーマにお話します.もちろん,いつものようにある程度の基本事項は説明しますが,例によって基本中の基本事項については既に習得済が前提ですので,自信のない方は毎度のお話ではありますが,まずは復習から始めることをお勧めします.
■相続について
相続(ソウゾク)とは,特定の個人が死亡したときに,その者の有する権利,義務が,その者と一定の親族関係を有する者に引き継がれることをいいます.相続は死亡によって開始されます(882条).相続される人を被相続人(ヒソウゾクニン),相続する人を相続人(ソウゾクニン)といいます.
相続が開始されると,相続人は被相続人の財産に属した一切の権利義務を継承することになります.つまり,具体的な財産のみならず,財産上の法律関係や法律上の地位も承継するわけです.また,「被相続人の財産に属した一切の権利義務を継承する」というわけですから,貯金や債権といったプラスの財産ばかりでなく,負債・借金といったマイナスの財産も承継されることになります.また,「法律上の地位も承継する」わけですから,例えば,不法行為の被害者が死亡した場合,慰謝料請求権も承継することになります.しかし,当事者の信頼関係に基づいて結ばれた委任契約上の権利義務,使用貸借契約の借主の地位など,被相続人の一身に属したものは承継されません.
続く
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