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開発のこだわり

●移動時間を生かす25分学習

Oさんは、専務さんなんですね。

(株)メディア人はもともと実店鋪では企業の広報誌やホームページ制作などを手掛けています。最近インターネットでの商取引が活発になってきたので、当社でもなにか消費者向けの事業を行いたいということで、専務の僕が担当となり、法学教育事業「みんなの民法学習」を始めることになりました。あわせて,編集業務のかたわら,母校中央大学の大学院で電子商取引に関する法制度をテーマにした論文を書き上げました.

元高校の先生だったという・・・。法律の教材は、大学の教授や弁護士が講師となるものが多いようですけど、高校の先生というと、専門性という意味ではどうなんでしょうか。

大学の先生は、法解釈学の専門家であり、弁護士の先生は法実務の専門家です。僕は、小さい頃から人にやさしくわかりやすく教えることが好きで、中央大学法学部の学部生の頃から予備校・進学塾等で、大学卒業後は中高一貫校で約15年、経験を積んでいますので、いわば「法の専門教育を受けた、やさしい指導の専門家」だと思っています。


大人向けの講義というと、一般的に90分基本単位のところが多いですよね。どうして25分にしたんですか?

僕自身が納期のきつい仕事をしながら大学院に通っていましたので、忙しい人たちには、まとまった時間は、やはり電車内を中心とした移動中かなという実感があったからです。一般的に言われている1日2時間学習や在宅学習というのは、緊急の仕事が入るとすぐにできなくなってしまうんですよね。使用教材の基本単位、例えば一般的には90分ですが、これが長いと、わからないところを確認したり、復習したりといった連動する勉強がすべて長くなってしまいます。このため基本教材を短く25分仕様にすることにこだわりました。

25分というと、一般的に90分プラス延長という資格試験予備校講座的な授業からいうと、30%以下の短さですよね。それが13講義で、法律のプロと同じ民法の基本が身につくという。本当に大事な基本が削られていないのか。また、その25分の内容は薄くなっていないのか。結局無駄になる可能性はないのか、というのが、一番心配な点ですが?

実際はまったくその逆です。民法に限らず、法律というのは、「パンデクテン方式」という構成により、法規の重複記載が避けられ、大変効率的な構造を持っており、そもそも「骨格把握・基本概念理解」から始めないと逆に大きく二度手間や勘違いが発生してしまうという性質を持っています。ところが、現状は、やはり生徒募集・販売戦略の面から予備校の講座や一般の市販書は大体が、多くの初学者の方が期待する、「○○試験対策」や非常に多くの項目を深く扱う何百ページの入門書といったものが多いようです。実際は、短い時間で習得できるのは、骨格把握から始める方法ですので、所要時間の短さと移動時間を生かせるという、時間上の利点を考えると「聞く民法入門」だからできる「25分学習」が初心者には最適だと思います。

「誰でもできる」民法入門というと、どのようなレベルですか?「初歩の初歩」なのか、「基本」レベルなのか、どのようなイメージでしょうか?

内容は、「民法の骨格・基本概念」です。民法を学ぶ初学者が最初に押さえるべき、基本事項であり、あらゆるレベルの民法に共通するベースの部分です。「骨格・基本概念」といえども、法律の学習である以上、一定程度論理的かつ抽象的な思考が要求されます。一般的に、「入門」といった場合、暗記事項を羅列しているようなものも見受けられますが、「聞く民法入門」では、暗記すれば済むもの、見ればすぐわかるものは省き、それぞれが学習を進めていく際にどうしても必要な論理的な基礎のみを13講義にまとめてあります。

学習の労力という面ではどうですか?

僕は、通勤通学時間を効率良く利用するのが一番いいと思って、手許でできるCD&ハンドブック学習という形態の商品にしました。予備校の講座は通わなければなりませんし、在宅用のビデオ講座も移動中にはできません。市販の入門本は、一般にかなり厚手ですので、持ち運びという意味ではあまり手軽ではありません。また、文字だけの説明は、口頭での「噛んで含むようなやさしい説明」をしようとすると、文字量が膨大になってしまいますから、どうしても説明をはしょらざるをえず、結局理解しにくい中途半端な説明にということになってしまい、何度読み返してもどうしてもわからないという部分ができてしまいます。この教材ではこういった労力はほぼゼロに近いと思います。

類似の教材はほかでは入手できないんですか?

できません。「みんなの民法学習 民法入門センター」で直接購入してください。また、書店で販売すると結局他社と同じような企画にしないと赤字になるのだろうと思うので、書店も考えていません。ただ、セミナーやインターネット講義は今後考えていきたいと思っています。

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